2022年5月の月別アーカイブ
徒然なるままに

シンガポール首相のことば

本日付産経にワシントン駐在の古森義久客員特派員が「中国の核威嚇に現実味」と題するコラムを書いていた。それによると中国が今回のウクライナ侵攻でロシアから学んだものは核威嚇の効果であり、中国の台湾有事の際は「核恫喝は日本にも向けられる」旨を記 ...

認識と評価

世界の防衛費総額が急増している。日本もその流れに乗って防衛費倍増を言い出す人間が出ているが、全体観の認識が完全に間違っている。日本がなすべきことは世界全体の防衛費総額を減らすように発信する政策であり、それがなければ世界は地球もろとも破滅に ...

「世紀の恥」核シェアリング論の破たん

ロシアのウクライナ侵攻に伴って多くの驚くべきことが発生したが、その最たるものの一つが日本が核武装することを勧める論調だったといる。しかもそれを最初に発信したのが元首相であったというから驚く。安倍晋三元首相はテレビ番組で提案し、それに基づい ...

日本が戦争に巻き込まれる可能性

2015年9月19日に安保関連法が成立して7年近くになる。集団的自衛権の一部行使を認める法案として大きな議論になった。このとき公明党は重要な役割を果たしている。左からすれば「とんでもない」という物の見方になるし、右からすれば「中途半端だ」 ...

軍人が政治に口出しする時代

昨日付の産経新聞で前統合幕僚長という人物が憲法改正について自衛隊の憲法明記に関する主張を行っていた。統合幕僚長はいうまでもなく、陸海空を束ねる自衛隊のトップの職責を意味する。従来であれば、軍人に相当する「制服組」がこのようなあからさまな政 ...

民主主義がまともに機能しなくなった国

本日付の読売報道によると、米国のコロナ死者数が100万人を突破した。もともとコロナ対策で「初動」に失敗した国として米国とブラジルがよく引き合いに出される。科学的立場をとらないで政治指導者が自身の思い込みでパンデミックを軽視したツケと見られ ...