カテゴリー ‘軍事’ のアーカイブ
徒然なるままに

核兵器の特殊性

本日付日経「大機小機」は「核脅威下に正義の原則を問う」というコラムを掲載した。核の脅威がなかった時代とそれが存在する時代とでは決定的に異なる趣旨を述べ、核兵器が実際に使われると文明社会の存在が消えてなくなるので、これまで前提となってきた「 ...

シンガポール首相のことば

本日付産経にワシントン駐在の古森義久客員特派員が「中国の核威嚇に現実味」と題するコラムを書いていた。それによると中国が今回のウクライナ侵攻でロシアから学んだものは核威嚇の効果であり、中国の台湾有事の際は「核恫喝は日本にも向けられる」旨を記 ...

「世紀の恥」核シェアリング論の破たん

ロシアのウクライナ侵攻に伴って多くの驚くべきことが発生したが、その最たるものの一つが日本が核武装することを勧める論調だったといる。しかもそれを最初に発信したのが元首相であったというから驚く。安倍晋三元首相はテレビ番組で提案し、それに基づい ...

日本が戦争に巻き込まれる可能性

2015年9月19日に安保関連法が成立して7年近くになる。集団的自衛権の一部行使を認める法案として大きな議論になった。このとき公明党は重要な役割を果たしている。左からすれば「とんでもない」という物の見方になるし、右からすれば「中途半端だ」 ...

軍人が政治に口出しする時代

昨日付の産経新聞で前統合幕僚長という人物が憲法改正について自衛隊の憲法明記に関する主張を行っていた。統合幕僚長はいうまでもなく、陸海空を束ねる自衛隊のトップの職責を意味する。従来であれば、軍人に相当する「制服組」がこのようなあからさまな政 ...

原発を狙って戦争する時代

本日付の東京新聞は、日本で稼働中の原子力発電が仮に武力攻撃を受けて格納容器が損傷した場合、どのような被害が生じるかを試算した研究結果を紹介している。同社のホームページで確認すると過去にも似たような記事が多くある。第2次世界大戦の時と比べて ...