カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

日本会議勢力による「保守本流」批判

宏池会はかつて自民党の保守本流といわれた。本流ではない傍流が自民党総裁の椅子をとってからは傍流が「我こそ本流」という態度をあからさまにしてきたのがこの10年近くの特徴だ。その典型が岸田内閣の発足に伴う宏池会攻撃として現れている。実際、宏池 ...

「極右」の危険性

本日付の産経新聞「正論」に、日本会議会長をつとめる人物が、岸田首相の政治姿勢を批判する論考を掲載していた。それによると、戦後の経済発展をとげたわが国の保守本流であった政治風潮について「時代錯誤」と論じ、日本を「丸裸」と決めつけ、「日本の運 ...

ビジネス右翼が跋扈する時代

自民党総裁選において面白い現象が生まれている。高市早苗候補を応援する極右勢力が高市候補に入れ込むあまり、SNS上などで他の候補(特に河野太郎候補)を標的にした誹謗中傷を行い、逆に高市候補が自らの支持者をたしなめる投稿を行う事態となっている ...

佐賀県が生んだ「恥」

私が生まれ育った佐賀県東部は文化的には福岡県に近く、言葉(方言)もそちらと融合している。私の育った土地は肥前藩ではなく、対馬藩の飛び地で、壱岐対馬の対馬は山が多く平野に乏しく稲作に適さないため、九州本土に米作りのための飛び地をもっていたと ...

現代日本人の陥穽

東京新聞夕刊に一昨日から掲載されている対談記事が興味深い。「女性差別は伝統か」とのタイトルで8月17日付から掲載されているものだが、現代日本人が思っている常識と、古代の日本の男女関係の実際はかなりのギャップがあると指摘する。古代日本はもと ...

「国体観念の残滓」がもたらしたもの

日本の敗戦から76年。本日付の新聞には関連記事が多く目立った。本日付の東京新聞コラムで、名古屋の入管施設のスリランカ女性の死去について、「外国人は煮て食おうと焼いて食おうと自由」と自著で放言した入管幹部の発言を引用したのは、前川喜平氏だ。 ...