一昨日の毎日新聞のデジタル版に、ベストセラーとなった『日本国紀』の中で、南京大虐殺を否定するお決まりの使い古しのデマについて、その内容を詳細に分析する記事が出ていた。この問題はすでに歴史学会では決着のついた問題だ。なぜなら当時、南京で実際 ...
プーチン大統領は隣国を見下し、侮っていた。攻めれば2日でカタがつくと思って攻め込んだはいいものの、自分の思い通りにはいかなかった。このまま泥沼になる可能性がある。これは旧日本軍が中国に攻め込んだ時とよく似ている。軍事的に優位に立つと「過信 ...
昔、戦争をすると新聞が売れた。そのため新聞は戦争を煽る道具と化した反省がある。明治から昭和にかけての日本の新聞メディアの大きな反省点だ。戦後75年以上すぎるいまは、特段、戦争そのものはないものの、過去の歴史を都合よく捻じ曲げ、国民の愛国感 ...
ジャーナリズムの世界では誤報を打てば大きな信用失墜を招く。まして意図的な虚報となればその人はジャーナリスト生命を失うのが通例だ。だがこれは秩序が機能している社会での話。そのような土壌がそもそも崩壊した世界では、通例の淘汰も行なわれにくくな ...
『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』(徳間書店、2015年)というエラそうなタイトルの本を開いて驚いた。「中国人のいない五輪はすがすがしい」「韓国人妻はさげまん」などの見出しは、中韓蔑視のこの種のカテゴリー文化人の範疇だが、ほかにも「朝日 ...
本日付毎日新聞は「日本のヘイトスピーチ研究の草分け」とされる識者に話を聞き、ヘイトスピーチの定義に関する有意義な記事を掲載している。これは橋下徹元大阪市長に対し、立憲民主党の菅直人元首相が「ヒトラーを想起する」とツイートしたことに対し維新 ...