投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

30年ぶりの少数与党

与党が少数となった衆議院で今週は重要な週を迎える。懸案の補正予算案の衆院可決ができるかどうかの瀬戸際となるからだ。国会を含む日常は淡々と進む感もあるが、実際は30年ぶりの〝異常事態〟にあることは間違いない。与党の自民・公明だけでは何らの法 ...

断片的な記憶

人間60歳という一区切りの年齢に近づくと、それまで思いもしなかった脳内記憶が突然飛び出してくる感覚がある。今朝もそのような感覚があったのだが、それは中学1年生が終わる2月はじめ、初めて新聞配達をしたときの光景だった。その日は当時住んでいた ...

幾つもの関門が待ち受ける石破新政権

衆院で少数与党となった自公が国会対応で苦労している。目下焦点となっているのは「103万円の壁」問題で来週にも補正予算の衆院採決が予定される中、「壁」を幾らまで引き上げるのかとの最もセンシティブな問題が残る。もっとも国民民主が主張する178 ...

利他は自責志向の上に成り立つ

アフガニスタンで人道支援をしていた中村哲医師が武装集団に銃撃されて命を落としてから12月4日で5年となった。幾つかの新聞で関連の記事を見かけたが、それはちらほらといったレベルだった。それでも今も同医師の功績が紹介されるのは、やはりその「利 ...

人類の宿命転換とは

さまざまな問題は人間の特性というものを深掘りしない限り、解決の糸口を見出しえない。この素朴な疑問から人間の本質を探究し、人間自身の内面を変革することで社会変革を試みる。この場合の人間は人類と同義であり、すなわちホモ・サピエンスの内面変革と ...

選挙デマ席巻の暮

事実(ファクト)を確認するという冷静な行為がないがしろにされる事態だ。かつてインターネットが発達していなかった時代、その役割は主に週刊誌が担っていた。週刊誌メディアが「事実破り」の主犯とされた時代があったが、昨今は完全にSNSにとって代わ ...