カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

石破首相の総理所感を読む

2025年10月10日、公明党の連立離脱にかき消された中に石破首相の所感発出のニュースがあった。少数与党政権のさらに党内基盤の弱い首相が、こだわってきた文書である。そうした政治背景を理解しないで、なぜ8月15日に出さなかったなどと批判する ...

日本軍の侵略を認めない新総裁の誕生

安倍元首相の歴史否定を継承する自民党新総裁の誕生だ。高市早苗新総裁は第2次安倍政権が発足した1年目、党政調会長の立場で戦争の加害責任を認めて謝罪した村山談話(95年)を批判し、「侵略という文言を入れている村山談話は、私自身はあまりしっくり ...

国家神道の時代

仕事の関係で慰安婦に関する本を読んでいた。沖縄にも関連する。朝鮮人女性が騙されて日本軍慰安婦にされ、沖縄の渡嘉敷島に連れていかれた話である。取材執筆したのは川田文子さん、書名は『赤瓦の家』だ。同じ日、地元町会の夏祭りに顔を出すと、そこで韓 ...

歴史観は国家の基盤

石破首相がいつ「戦後80年見解」を出すかということが新聞紙上でかまびすしい。いずれにせよ閣議決定された正式の「首相談話」は出ないと決まっているようなので、あとはいつ首相の個人的な見解が発出されるかということだろう。ただし状況としては、戦後 ...

妄想に生きる時代

戦後80年の8月、敗戦時を知る人はすでに当時子どもだった人に限られる時代となった。そのため身近な家族関係などの話ができる人にとどまるとの指摘をしたのは本日付毎日新聞に登場した加藤聖文教授(駒沢大学)だ。今回の参院選では南京大虐殺を否定する ...

ジャーナリストの基本動作

ジャーナリストを名乗る者にとって最も大切なことは、事実を正確に伝えることだ。さらに自分の論評を加える場合は、事実と論評の違いをわかるように記述することだ。事実を把握するためには、ジャーナリストにとって不可欠となる基本動作が存在する。まず「 ...