2020年12月の月別アーカイブ
徒然なるままに

『Hanada』の異変

日本の右派文化人がトランプ大統領の敗北を受け、「陰謀論」と「現実論」に分かれて争っていたのは事情通なら聞き知っていることだ。日本の右派煽動誌として知られる月刊『Hanada』『WiLL』とも、先月発売の1月号では「陰謀論」特集を仲良く足並 ...

政治にウソを根づかせる罪

民主主義の原理は最終的には手続きにその原理が集約される。そこで前提となるのは、公正さであり、公正な行動が土台となって民主主義は成り立つ。もしそこに虚偽が入り込めば、シロアリが巣食うように土台はグラグラとなってしまう。もし仮に政治指導者がウ ...

資格のない者がリアリストを名乗る愚

アメリカに環境問題に熱心な民主党政権が誕生することで、これまでのトランプ一国繁栄主義とは反対の方向に進む。トランプは国際協調主義をとらない世界秩序破壊型の政治指導者であり、世界の気候変動問題など、どうでもいいという態度をとってきた。それが ...

門田・有本の反知性主義

トランプ大統領が不正選挙に言及したのは実は選挙後のことではない。選挙が行われる半年前から、その事態を想定し口にしてきた。敗北したときのために予防線を張った、あるいは支持者を“洗脳”してきたといえる。考えてもみよう。トランプ大統領は4年間、 ...

中国に塩を贈りつづける櫻井よしこ

1937年12月の南京陥落に伴う旧日本軍による不法殺戮行為(いわゆる南京大虐殺とよばれるもの)は歴史的には学問としてもすでに定着している。事実のものとして、認定されているのだ。その数は少なくとも数万人のレベルであったことは間違いないものと ...

民主主義と独裁主義の衝突

アメリカの大統領選挙は民主主義がどこまで機能するかを実験したような出来事となった。「虚偽を正当化し、不都合な事実から目を背け、虚構の世界に安住する」(本日付毎日社説)トランプ政治は、この選挙においても明確な証拠もなく、「米国史上最も腐敗し ...