外に向かっては「人権擁護」を叫ぶ日本共産党が、内に向かっては「人権抑圧」に走る傾向が顕著になる一方だ。考えてみれば、同党が当初から持っている「査問」というパワハラ行為は、昔はもっと酷いものだった。宮本顕治氏が生きた戦前は、肉体的暴力を使っ ...
昨年2月の元党職員・松竹幸伸氏らの除名問題(いわゆる松竹問題)の本質が日本共産党のトップリーダーの私的感情(嫉妬)にあったことが指摘されている。本来、冷徹なまでの大局観と客観主義の上に立って党の「全体益」のために行動すべきトップリーダーが ...
私の日本共産党へのスタンスはしばしば開陳しているつもりだが、はっきりしている。同党の政権批判能力や歴史改竄への批判姿勢を評価し、さらに党員個々人にまったく悪意はない。だがこの政党が集団や組織として機能する場合、しばしば非人間的・抑圧的・冷 ...
102年の歴史を刻む日本共産党について政治家の一部から「なくなって(=この世から消滅して)ほしい存在」などと発言する場面が見られるが、私個人はそのようには思っていない。一部にせよ同党の果たしている役割について肯定的に評価している面もあるか ...
昨日付のしんぶん赤旗(日刊紙)に珍しい訴えが掲載された。機関紙活動局長が次のように訴えてゲキを飛ばしたからだ。「いま、この7月に、この流れを変えられなければ、『赤旗』発行は不可能になり、党の前進の基盤もなくなる危機の中に、私たちは立ってい ...
ある媒体の取材で日本共産党に関する取材を定期的に行うようになったのは2018年秋だったから、すでに5年以上すぎたことになる。私はもともと政党機関紙記者の時期があったし、退職後、フリーランスに転じてからも同党を取材する機会があった。当時は1 ...