カテゴリー ‘メディア’ のアーカイブ
徒然なるままに

「陰謀論」を信じる乙骨正生のレベル

取材者にもいろいろなレベルの人物がいる。調査が得意な者、インタビューの話術にすぐれた者、文章力に卓越した者。もっとも重要な核は、「事実」(=ファクト)を捕まえる能力といってよい。一つの物事は、逆の立場から見ると、別のもののように見えること ...

戦後史に残る日本の2大デマ事件

日本は死刑制度を残す後進的な国として知られる。その一方、メディア界の中でそうした制裁制度は有効に機能していない。大きな誤報や虚報をふりまきながら、その結果社会を大きくかく乱したとしても、この国にその報いを裁くための制度は存在しない。たとえ ...

「デマ製造機」門脇護の20年

私がこの人物の観察を始めて何年になるだろうか。このホームページの前身画面を開始したのが2004年3月で、そのときからテーマにしているから19年近い計算となる。「週刊新潮」時代は、交通事故の100パーセント被害者であった男性に対し、相手車両 ...

「軍鶏」感覚の産経記者

産経新聞の阿比留瑠偉記者といえば、安倍元首相に心の底からべったりで、元首相に批判的な視点をもたない陣笠記者として知られる。本日付の産経コラムに同記者が次のように書いていた。「政治家の最も重要な責務は、国民の生命、財産、自由を守ることである ...

批評精神

本日付東京新聞「本音のコラム」でルポライターの鎌田慧さんが大杉栄の娘・伊藤ルイのことを書いていた。たまたま昨日、『書くこと生きること』というタイトルの鎌田氏の本を手にとっていたら、まえがき部分で同じく伊藤ルイさんのことが出ていたので、驚い ...

山口敬之VS「週刊新潮」裁判(続報)

山口敬之氏が新潮社を名誉毀損で民事提訴した2020年4月はどういう時期だったか。伊藤詩織さんが山口氏を訴えた損害賠償請求事件ですでに2019年12月に1審判決が出されており、山口氏は完全敗訴していた。同氏が意識のない女性に避妊具を付けない ...