カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

日本のデマ2人組

武術においては同じ手であっても「生きた手」と「死んだ手」がある。よく「居着くな」と言われるが、居着いた体は作用として生きていない状態を指す。技を出せる状態を「生きた」と表現し、そうでない状態を「死んだ」と表現したと考えればわかりやすい。外 ...

陰謀論にまみれた編集者

1937年に旧日本軍が起こした南京大虐殺(いわゆる南京事件)について「事件はなかった」とする陰謀論が現代日本ではSNSなどのネットを中心にまかり通っている。このデマを日本で流行らせた最大戦犯の一人はアウシュビッツにガス室はなかったとの国際 ...

南京事件がいまも問題になる理由

戦後80年となる年となったが、80年たっても南京大虐殺という戦争の一地点をめぐる歴史論争は終わらない。加害側である日本側に「日本人は悪くなかった」との心情に引きずられて事実探究の態度を捨て去った売らんかなの雑誌などがはびこっているからだ。 ...

「極右」拡大の20年

昨日は花田『WiLL』が創刊されて20周年の記念日だったが、たいしたイベントは何も行われなかった。月刊誌『WiLL』が大々的に創刊20周年を強調したわけではなかったし(誌面で多少そのような文字が見受けられた程度にとどまる)、まして『WiL ...

ジャーナリストの奉仕対象

そもそも論として考えるべきは、報道の目的は真実に立脚するという大原則だ。なぜなら誤った事実関係を拡散すれば、社会が混乱するからだ。それは社会に害を与えることにつながる。そのためメディアや記者の最前提は、個々の物事は事実に立脚しなければなら ...

女ハシリュウの道

昔、政策に詳しい橋本龍太郎という総理がいた。その政策理解度は中央官庁の課長を凌ぐといわれ、その意味で役人から嫌がられる首相との評価があった。今の自民党総裁選を見ていると、高市早苗はさながら橋本龍太郎の女性版である。自民党政調会長を3回も経 ...