佐渡金山をめぐる安倍・高市の「歴史戦」を見るにつけ、史観が大事だと叫ばれた第2代会長の言葉を重く受け止める。歴史は後世の人間が自由に改竄していい代物ではなく、事実を事実として受け止め、そこからさまざまな教訓を引き出し、次の世代に生きる者た ...
第二次安倍政権ができる前だったと記憶しているが、ある雑誌の取材で南京大虐殺に関する右派系の集会を訪れた。南京虐殺については、歴史学会では存在したことはすでに確定しており、識者によって犠牲者数に幅があるという状況だったが、この集会はいわゆる ...
ネット番組が隆盛を誇る時代だ。大手テレビ局のようなシバリがない分、自由に政治的主張を行えることで近年、右派系の番組が急増している。創業者があからさまな民族差別を行うことで知られる化粧品会社DHCの系列会社が運営する「虎ノ門ニュース」もその ...
正しいものを正しい、間違ったものを間違っていると公正に判定する日本社会が壊れたのは、安倍晋三元首相の言動が大きな原因となっている。国会という国会議員にとっても崇高な場所で、平気でウソを垂れ流すことに抵抗がなく、国会におけるウソ答弁、ゴマカ ...
今の日本社会はウソが平気で垂れ流され、それが商売化される時代だ。何が真実で何が虚偽か、見分けがつかなくなった時代ともいえる。こうした風潮は私見では21世紀に入って日本社会ではかなり顕著になった。最近文庫版で再刊された『日本国紀』なる本もそ ...
本日付読売新聞に上海発の記事で、南京大虐殺の犠牲者数について、授業の中で犠牲者数について異議を唱えた女性教師が拘束され、精神病院に入院させられたというニュースが載っていた。中国政府は30万人犠牲説を主張してやまないが、中国の学識者にあって ...