カテゴリー ‘国際’ のアーカイブ
徒然なるままに

中国は世界の指導国たりえるか

ことしは新型コロナウイルスが中国から発生したと見られたこともあり、中国脅威論が日本でも加速した感がある。いずれ国力としてアメリカを抜き世界最強国となることが予想されているが、中国が世界を引っ張れるリーダーとなれるかといえば、現状では大きな ...

国際協調を期待される新大統領バイデン

本日付の日経新聞のコラム「大機小機」は「バイデン氏が変える世界」と題し、バイデン新大統領の治世で何が変わるかを考察している。それによると、第1に地球環境危機の打開だ。トランプ大統領はパリ協定の枠組みから外れ、地球的危機に対処するための国際 ...

『Hanada』の異変

日本の右派文化人がトランプ大統領の敗北を受け、「陰謀論」と「現実論」に分かれて争っていたのは事情通なら聞き知っていることだ。日本の右派煽動誌として知られる月刊『Hanada』『WiLL』とも、先月発売の1月号では「陰謀論」特集を仲良く足並 ...

資格のない者がリアリストを名乗る愚

アメリカに環境問題に熱心な民主党政権が誕生することで、これまでのトランプ一国繁栄主義とは反対の方向に進む。トランプは国際協調主義をとらない世界秩序破壊型の政治指導者であり、世界の気候変動問題など、どうでもいいという態度をとってきた。それが ...

門田・有本の反知性主義

トランプ大統領が不正選挙に言及したのは実は選挙後のことではない。選挙が行われる半年前から、その事態を想定し口にしてきた。敗北したときのために予防線を張った、あるいは支持者を“洗脳”してきたといえる。考えてもみよう。トランプ大統領は4年間、 ...

民主主義と独裁主義の衝突

アメリカの大統領選挙は民主主義がどこまで機能するかを実験したような出来事となった。「虚偽を正当化し、不都合な事実から目を背け、虚構の世界に安住する」(本日付毎日社説)トランプ政治は、この選挙においても明確な証拠もなく、「米国史上最も腐敗し ...