東村山女性市議「飛び降り」事件から30年

1995年9月1日から数えて30年の朝を迎えた。この日の夜、窃盗容疑で東京地検出頭を目前に控えていた朝木明代市議が事件の進展を苦にして東村山駅前ビルの5階あたりから飛び降り自殺を図ったが、まともに飛び降りることができず、ためらい自殺の恰好でビル側面に垂直落下。モスバーガー店(当時)の裏手にあったファンスに腰当たりをしたたかに打ち付けてその場でうずくまり、たまたまゴミを出しに来た女性アルバイト店員に発見されたときはまだ意識もあったが、救急搬送された先の病院で翌朝、死亡した事件である。このとき、週刊誌メディアは冒頭の刑事事件についてはまったく関知せず、オウム真理教事件の熱が冷めやらない中、宗教法人法論議も始まる機運のもと、創価学会が殺したとの矢野穂積(朝木明代の同僚市議)、朝木直子(朝木明代の娘、現在東村山市議会議長)のヨタ話を鵜呑みにして記事を作成し、週刊現代、週刊新潮、東村山市民新聞(矢野穂積発行)などの媒体が敗訴の山を築いた。あれから30年――。近年も芸人出身の頭のよくない西東京市議がこのデマを持ち出し、一審段階ながら完全敗訴している。

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