カテゴリー ‘災害’ のアーカイブ
徒然なるままに

お祭りの効用

29年前の1月17日、神戸では早朝から家屋の生き埋めになった人が多く発生した。その日のうちに掘り起こされた地域と放置された地域の違いはなんだったかという分析は、防災に関心のある人なら知っている。ひとつはその地域に「まつり」があったかどうか ...

科学の敗北

正確には地震学者の敗北というべきかもしれない。石川県を中心とする能登半島地震において「政府の初動が遅い」「石川県が地震対策を怠ってきた」などの批判が起きているが、本日付東京新聞は1面トップで、地震学者らで構成する国の機関が石川県で震度6弱 ...

地震大国「首都」の備え

数年前まで5年間ほど町会の活動に自主的に加わっていたことがあって防災対策は常に喫緊の課題だった。防災といっても基本的には地震対策だ。火災予防のための消火器完備、首都直下地震を想定した食料・飲料水の備蓄や家具転倒防止の進行状況がよく議論にな ...

ヒューマンエラーの防止策

1月2日に羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故の実態が明らかになりつつある。本日付朝日は管制塔からの「ナンバーワン」の言葉を海保機の機長が誤解した可能性を指摘しているほか、読売などは海保機が滑走路上に「40秒間」停止していた ...

直接死で熊本地震を上回る

2024年元旦の夕刻に発生した能登半島地震の死者が判明分だけで73人に達し、熊本地震の直接死を上回っている。東日本大震災、阪神淡路大震災に次ぐ死者数で今後も増える見込みだ。元旦から災害や事故がつづく日本だが、震災対応では政府の取り組みが遅 ...

教訓化できない民族

1年は365日もあるのにこんな災害が元旦を狙ったように起きるのは因縁めいている。2011年の東日本大震災から日本のエネルギー比率を大きく転換するチャンスだったのをその機会を見事に潰してみせたのは経産省を重用した安倍晋三首相(当時)だった。 ...