カテゴリー ‘国際’ のアーカイブ
徒然なるままに

畜生道を懐かしむ人びと

ロシアのウクライナ侵攻は近現代史を知る人からすると、満州や中国に侵攻した旧日本軍を連想する人が多いようだ。相手を見下す感情とともに「すぐにカタがつく」と過信して安易に攻め込み、泥沼に陥った点がよく似ている。半年後には首都南京を攻め落とした ...

事実とプロパガンダ

土曜日のTBS報道特集でロシアのガルージン駐日大使がインタビューに応じていた。そこでガルージン氏はロシアの正当性を真っ向から主張し、民間人虐殺がウクライナによる自作自演であることを訴えた。さすがにその場でインタビューしていた記者は愕然とし ...

目前に迫るロシア経済の破たん

ロシアへの経済制裁の結果、ロシア国内が外貨不足に陥り、ロシア国債の元利払いもドルで支払うことができなくなっているという。そのためプーチン政権はロシアの通貨であるルーブルで支払う方針変更を新たに打ち出したというが、すでにルーブルはこの1カ月 ...

未来志向の前提条件

日韓関係で個人的に印象深いのは、1998年日本が小渕首相の時代に、韓国の金大中大統領が来日し、日本の国会で演説を行ったことである。過去の不幸な関係を乗り越え、「未来志向」の二国間関係が形成される時代に入ったように思えた瞬間だった。当時は2 ...

中国とインドとの関係

本日付産経1面は米歴史学者ルトワック氏の「世界を解く」シリーズで「習主席はインドと戦火交える」を掲載した。それによると、中国は米国から即座に海上封鎖措置を受ける台湾攻撃ではなく、実際は海上封鎖を受ける心配のない「インドと戦火を交える決心を ...

民主主義を守る鉄則はウソを放置しないこと

本日付の読売新聞にアメリカで10年以上前から「民主主義の後退」を論じていたというラリー・ダイアモンドという政治学者のインタビューが掲載されていた。特に何か目新しいことが書いてあるという感じでもない内容なのだが、世界の民主主義の後退状況を俯 ...