2025年3月の月別アーカイブ
徒然なるままに

権力欲に溺れたケース

首相の通算在職日数で「憲政史上最長保持者」を記録した安倍元首相。同首相が2017年以降に残した政治的遺物を振り返る時、権力者は引き際が大事であることをつくづく思い知らされる。過度な権力欲をもつ人間でなく、2017年に首相を辞任していれば、 ...

男社会の弊害

「男社会の弊害は、強者の論理に陥ること」。このフレーズがいきなり目の中に飛び込んできたのは本日付東京新聞(こちら特報部)だ。旧ジャニーズ性加害問題で、加害側企業が一向に対応をしようとしていない状況を「強者の論理」の表現で示したものだ。一方 ...

参院選の悪夢

18年前の悪夢の参院選挙が脳裏をよぎった与党議員もいたにちがいない。2007年、第1次安倍政権で行われた最初で最後の国政選挙(参院選)で自公は歴史的大敗を喫し、参議院で自公は過半数に17議席足りない「ねじれ状態」を生み出した。つまり、後の ...

安倍政治の驕り

大阪財務局職員、赤木俊夫さんが亡くなって7年となる朝だ。2018年3月7日のことだった。第2次安倍政権は2016年をピークに、2017年から“下り坂”に入る。森友・加計学園問題がすっぱ抜かれのがこの年で、安倍首相は2月17日の国会答弁でも ...

日本会議のアナクロニズム

本日付東京新聞に経団連ダイバーシティ推進委員長の魚谷雅彦氏のインタビューが掲載されている。それによると、日本企業の国際競争力が低下した要因として、DEI(多様性・公平性・包括性)の立ち遅れがあることを指摘している。現在のトランプ大統領が最 ...

石破内閣は2つめのハードルへ

石破内閣は臨時国会の補正予算成立につづき、この通常国会で一般予算成立という一つめのハードル(衆院段階)を何とか乗り越えた。本日付日経で識者の牧原出氏(東大教授)が「少なくともあと2回くらいは同じような状況下で予算審議をすることも想定すべき ...