2020年11月の月別アーカイブ
徒然なるままに

過ちを認めるわけにはいかない菅首相の立場

昨日発売された文藝春秋12月号に、佐藤優氏が日本学術会議問題に関して「権力論――日本学術会議問題の本質」と題して詳しい原稿を寄せている。元情報官僚としての視点が加味されていて興味深い。それによると、今回首相官邸側は深く考えて6人の任命を拒 ...

日米連動のまがい物をあぶりだした大統領選挙

トランプは公約の多くを実際に実行した、失業率を改善したなどトランプを持ち上げる言説を主にこの国の右派関係者から多く目にするが、この人物の最大の罪は、社会に「ウソの空気」を持ち込んだことにあると個人的には感じる。ペラペラと多くのウソを日常的 ...

共同通信の特ダネ扱い記事

昨日は共同通信の日本学術会議に関する特ダネ扱いの記事が大きな話題になった。私は東京新聞の1面トップに掲載された「政府方針 反対言動を懸念」と題する記事で目にしたが、任命拒否された6人の拒否理由は、過去の安全保障関連法や特定秘密保護法に対す ...

思想で人を差別する時代に戻ったニッポン

本日付の毎日新聞に掲載された2つのコラムは出色だった。1つは2面掲載の青野由利専門編集委員の「イタリア学会の声明」というタイトルのコラム。歴史的に情報公開の制度が芽生えたのは古代ローマ時代のイタリアだったことを指摘し、それ以降、貴族らは隠 ...

日本共産党草加市議団のごたごた

埼玉県草加市の日本共産党市議団で「異変」が報じられたのは昨年末のこと。同党市議団の3人が党へ離党届を提出し、別会派を立ち上げ、人数不足に陥った「日本共産党」の名を関する市議団が「消滅」したというニュースだった。離党届を出した3人の扱いは党 ...

煽動者の化けの皮

米国大統領選挙そのものよりも、それをめぐるデマのあり方のほうが興味深い。日本の極右の一部には、中国を敵視するあまり、トランプでないと世界は滅ぶように主張する勢力がいて、対立候補のバイデン陣営がトランプ票を捨てるなどの不正行為を行ったなど、 ...