カテゴリー ‘情報公開’ のアーカイブ
徒然なるままに

安倍政治に巣食った旧来体質

本日付東京新聞コラムで先日の大阪高裁で逆転判決が出た森友問題の改竄文書の開示命令についてふれている。国側(1審被告)の責任者は日本国首相であるので、高裁判決を受けて石破首相は全面開示を決定するよう促している。安倍政治の最大の特徴は政治の中 ...

閲覧制限の肥大化

裁判所で裁判記録を読むのは取材活動の一部にすぎませんが、最近は裁判記録の閲覧マニュアルのような本も出ていて、東京地裁の記録閲覧室は以前に比べてかなり混雑しています。最近の新しい傾向として困っているのは、記録の閲覧制限が安易に行われているよ ...

公共情報いまむかし

霞ヶ関の東京地裁14階にある記録閲覧室。以前ならそれほど見なかった光景だが最近はいつも人がごった返している。民事訴訟記録の閲覧はひと昔前は一部の記者など調査方法を知る取材者らの調査手段にすぎなかったが、最近は裁判記録閲覧のマニュアル本など ...

昭和99年の課題

いくつかの新聞でことしを昭和の延長と考えると99年に該当し、昭和100年にあたる来年までに昭和の旧弊を一掃すべきといった主張を読んだ(1月7日付毎日)。元旦付の産経新聞でも来年が戦後80年の節目にあたるので、今年は「戦後的なるものの清算を ...

民主主義の底に穴を空けた行動

安倍元首相の突然の死去に伴い、生前の行動を美化する動きが目立つ。いいところだけをほめ、悪い部分はあえて口にしないという日本人的な行動に思えるが、「公人」はそれで済む対象ではない。多くの人が外交の卓説さなどを口にするなか、もっとも指摘される ...

司法が行政に忖度する時代

財務省による公文書改ざん問題をめぐり、自殺した職員の妻が真相解明を求めて大阪地裁に訴えている裁判で、裁判所が妻側が申請していた佐川宣寿元理財局長の本人尋問申請を認めない決定を行ったとのニュースが各紙で報じられている。にわかにはありえない話 ...