カテゴリー ‘ノンフィクション’ のアーカイブ
徒然なるままに

アカデミー賞6冠の原作者はのうての盗用作家

他人の所有物を盗むのはいけない行為だ。日本社会でも子どものころから厳しく教育される。同じように人の文章を盗むのも業界ではいけない行為として知られている。前者は窃盗罪、後者は著作権法違反となる。近年、日本の作家でこの問題を指摘されたのは佐野 ...

門田隆将「産経コラム」打ち切りの意味

毎週日曜日の産経新聞に「新聞に喝!」というコラムが掲載される。数人の識者による持ち回りの連載だが、月1回のペースでこのコラムの執筆を担当してきた門田某が昨日付コラムで終了になった。本人の記述では以下のようになっている。 「『正論』欄 ...

福島第一原発事故を「商売」にする人びと

10年前の福島原発事故については大きくわけて2つの立場がある。あれだけの大事故をよくこのレベルで止めたという立場。この立場は「日本人は素晴らしい」という安易な結論につながる。一方、技術立国であるはずの日本でも大規模な原発事故を止めることが ...

10年前に東日本を救ったのは「フクシマ50」ではなかった

東日本大震災および福島第一原発事故から10年の年月がすぎ、当時、何が起こっていたのかというファクトについてさまざまな事実が明らかになっている。一つは格納容器の大爆発など「最悪の事態」が起きなかったのは、ひとえに偶然の産物にすぎなかったとい ...

ニセモノが跋扈する時代

自分の主張していることと、自らの行動がまったく異なる場合、その人間はまともな人物とはみなされない。特に他人に対して批判した内容を、自らもまったく同様に行っているといった場合、世間ではよくブーメランとか、言行不一致とか、自語相違などの言葉で ...

小説とノンフィクションの境い目

学生時代、ノンフィクション研究会というサークルに所属した。柳田邦男や沢木耕太郎、鎌田慧といった人たちの作品を読んだり、直接本人に会いに行ったりした。それでいてこれまでちゃんとしたノンフィクション作品を書いたことは一度もなかった。現在、ある ...