カテゴリー ‘ノンフィクション’ のアーカイブ
徒然なるままに

ノンフィクション考

本日付の朝日新聞でノンフィクション作家の梯久美子さんが6月15日に95歳でなくなった作家の「森崎和江さんを悼む」という文章を寄稿していた。森崎和江は『からゆきさん』などの著作で知られる。寄稿の中で、森崎和江が結婚して福岡県久留米市に住んで ...

100年の歳月

私の文章の恩師は本日で満100歳となる。戦後の西日本新聞社(本社福岡市)に13年ほど勤務し、独立してからからは大宅壮一門下としてさまざま仕事をした。大宅の勧めで日本エディタースクールなどでマスコミ志望者などに文章指導を始め、“文章の直し屋 ...

図書館あるある

日常的に物事を調べる職業をしていると、図書館を利用することはよくある。都道府県レベルでは北海道立図書館と沖縄県立図書館を例にあげてみよう。北海道の道立図書館内で大量にコピーをとったとき、領収証を書いてくれるように頼んだところ、出してもらえ ...

「知の巨人」が逝った年

年末ということもあってたまっていた新聞を処理した。1年のうち特に出張期間に読んでいなかった新聞の山が部屋の数カ所に埋もれていた。本日処理した新聞群の中に、立花隆氏が死去した6月のニュースの束があった。亡くなったのは4月30日だったというが ...

50代に入ってからのノンフィクション

本日は心に深く誓うための日である。学生時代、ノンフィクション研究会というサークルに所属した。マスコミ界に多くの人材を輩出する伝統ある大学の中で新興サークルにすぎず、現在はすでに存在しない。そこでノンフィクションの何たるかを学んだが、結局卒 ...

「盗用作家」の疑惑を避ける戦法

ノンフィクション作家として多くの盗用(他者の作品から記述を勝手に盗み取ること)を指摘され、拙著『疑惑の作家 門田隆将と門脇護』でも指摘された門脇護は、指摘された疑惑について何ら反論ができない状態がすでに3カ月も続いている。私はこの本の中で ...