2022年7月、日本共産党の創立100周年の月となった。いつも金曜日に届く「しんぶん赤旗」日曜版を開いてみると、「日本共産党 自由と平和一筋100年」のカラー見開きページが目にとまった。私は同党の平和主張をことさら否定するつもりはないが、 ...
5月25日発行で中公新書から厚めの『日本共産党 「革命」を夢見た100年』という本が出版された。書いたのは学者の中北浩爾氏である。客観的な記述に加え、ときに筆者なりの評価もまじるが、歴史を正当に位置づけようとする姿勢が顕著だ。その結果、日 ...
日本赤軍の重信房子元受刑者が刑期を終えて出所した際、自分のことをテロリストとは思っていないといったことを語っていた。主観的な認識と客観的なそれとの大きな乖離を感じたが、無差別殺人を行えば、それはテロにほかならない。彼女の主張を聞いていると ...
仕事上さまざまな人の影響を受けてきたが、まだ20代の当初に文章の書き方から人生万般まで指導を受けたのは西日本新聞社出身で大宅壮一門下として活躍した大隈秀夫先生(1922-)である。その教えの一つに、Aという会社や団体を取材しようと思ったら ...
産経新聞に「新聞に喝!」というコラムが毎日曜に掲載される。持ち回りで数人の執筆者が書いているが、本日付では「共産党に優しい朝日と毎日」というコラムが掲載されていた。そこで執筆者は朝日新聞と毎日新聞が共産党に優しいという裏付けとして、朝日新 ...
共産党の志位和夫委員長の名前で15日に発刊された『新・綱領教室』(上・下)がすぐに「完売」となり、増刷まで2週間ほどかかる見込みのようだ。共産党直轄書店の話によると、今月中は無理らしい。なぜこの本が注目されるのか、あるいは初版部数があまり ...