カテゴリー ‘きょうの朝刊’ のアーカイブ
徒然なるままに

権力の私物化

異なる国の2つの出来事を見ていて共通点を感じてならない。一つは大阪地検のトップにいた男性が部下の女性への不同意性交の罪を初公判でいったんは認めたものの、一転して無罪を主張するように変更したという驚くべきニュースだ。事実関係は明らかなように ...

幾つもの関門が待ち受ける石破新政権

衆院で少数与党となった自公が国会対応で苦労している。目下焦点となっているのは「103万円の壁」問題で来週にも補正予算の衆院採決が予定される中、「壁」を幾らまで引き上げるのかとの最もセンシティブな問題が残る。もっとも国民民主が主張する178 ...

文芸の価値

 創価学会の池田第3代会長が執筆した著作・小説『人間革命(全12巻)』が沖縄の地で起稿されて60周年の朝を迎えた。「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」のフレーズで始まるこの小説は、戦後の第2代戸田会長時代の教団の歩み ...

国際法と国際秩序が破壊される世界

本日付日経に掲載されたフィナンシャルタイムズの翻訳記事を読んで驚いた。イスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪容疑者として逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)に激怒しているトランプ次期政権が、同裁判所の検察官や職員に対して制裁を発動するこ ...

ネガティブリテラシーのすすめ

本日付毎日が、戦後80年――座談会「メディアと政治」と題して座談会内容を見開きで掲載している。表題には「『戦争をしない』を続けるために」とあって興味深い内容となっている。基調報告をしている佐藤卓己上智大教授は、現在を「情動社会」と定義し、 ...

船橋洋一氏の大著

本日付朝日新聞に10月に発刊された船橋洋一氏の大著『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』に関し、船橋氏本人へのインタビュー記事が大きく掲載されている。個人的に目を引いたのは、第2次安倍政権時代に出された戦後70周年談話について、公明党に関し ...