国会が最初のヤマ場へ

通常国会の最初のヤマ場が今週から来週にかけて訪れる。衆院が少数与党の“宙づり国会”であるため、予算案の衆院通過の見通しをつけないと政権が不安定化するためだ。幸い、石破首相は最初の訪米を大過なく終えて支持率も上がった。報道によると、野党の要求を入れて予算案を修正する場合、その事務的作業に「1~2週間かかる」のが通例であるため、予算の年度内成立の要件となる3月2日までの衆院通過を前提とすれば、冒頭の期間がヤマ場となる。具体的には国民民主との間ですでに123万に引き上げられた「壁」をどこまで引き上げるか、さらに同党がそれを呑んで予算案賛成に回るかどうか。加えて維新との高校教育無償化の交渉が妥結するかどうかだが、新聞報道で見ている限り、後者のほうが難航する印象を受ける。

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