カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

劣化の象徴としての右派「ジャーナリスト」

現代日本の病弊は左派の劣化だけではない。近年日本社会の大きな特徴となっているのは、劣化した右派の増長ぶりである。例えばこれまで何度か紹介してきた「ジャーナリスト」を名乗る人間が、気にくわない主張に対して「反日」「日本を貶めている」などのレ ...

「日本を貶める」という発想の貧困

ジャーナリストと名乗る人間が「この新聞は日本を貶めている」などと主張するようになって久しい。日本を貶めるとはどういうことか。虚偽の事実で名誉を棄損するのであればこれはれっきとした犯罪だ。だが彼らの言う「貶める」とはそういう単純な代物ではな ...

「煽情」雑誌の時代

昨日付の新聞に掲載された雑誌広告をみて改めて実感したことだが、この国のメディアは事実的根拠をもとにできるだけ公正な立場、抑制された立場で何かを主張するというより、もはや情に訴え、情を扇動するための「煽情雑誌」の様相を呈しているように思えてな ...

福田康夫元首相が南京虐殺記念館を訪問

今日付の産経新聞「単刀直言」のコーナーに、福田康夫元首相が登場し、6月24日に中国の南京大虐殺記念館を訪問したことを語っている。これまで日本からも著名な政治家が何人も同記念館を訪れている。記事の中で福田元首相は、中国が主張する犠牲者30万人 ...

不都合な記録を焼却した国

本日付の毎日新聞に保阪正康氏の「昭和史のかたち」のコラムが掲載されている。米朝首脳会談を踏まえ、朝鮮戦争終結の決定がなされなかったことを「惜しまれる」と書いている。その上で、米国公文書館で一人の東洋人に「コリア?」と尋ねられた際のエピソード ...

広告から切り崩されるリベラル紙

本日の毎日新聞にケント・ギルバード氏が推薦する書籍広告が大きく掲載されていた。いずれも右派翼賛誌『WiLL』や『Hanada』の常連文化人だ。朝日や東京新聞などと同様、「リベラル紙」に位置づけられる毎日新聞は情報公開の分野などで一歩先んじる ...