今日付の産経新聞に作家・ジャーナリストを称する門田隆将という人物が、「新聞に喝!」というタイトルのコラムで好き勝手なことを書いている。愛知県で行われた「あいちトリエンナーレ」という催しで、昭和天皇の肖像がバーナーで焼かれるなどの作品を税金 ...
75年前のいまごろは沖縄戦の真っ最中だった。沖縄にとってこの6月は事実上の敗戦、終戦の月である。現地司令官や参謀が自決し、米軍との戦いが実質的に終了したからだ。現在も、辺野古の基地問題などが話題にのぼるが、沖縄の基地問題がいまも続くのは、 ...
この10数年、日本社会で広がった宗教現象をタイトルのように呼ぶとする。この宗教の教義は極めてシンプルだ。「日本は素晴らしい」「日本人は優れている」と声高に叫ぶ。その前提には、韓国人よりも、中国人よりもといったかっこ書きが含まれる。これらの ...
近年、嫌中嫌韓の風潮が強まったのは安倍政権の出現と明らかに連動している。一方で、自民党と連立を組む公明党の母体は、法華経流布の恩人の国として、中国・韓半島をとらえる歴史的スケールをもってきた。そこに介在するのは「恩」という心情だ。さらに「 ...
ヘイト本が書店や広告にあふれかえる時代である。その象徴が、「日本を貶めるな」といった声高な主張であろう。幕末でいえば、「わが藩をなめるな」といったレベルのことだろうが、先見の明があった幕末の志士たちは、そのような偏狭な思想の持ち主たちでは ...
事実に基づかず自分の見たいように歴史を見る態度を「反知性主義」という。この態度は右側だけに見られるものではなく、左側にもある。本日付紙面でその典型的な姿が両者にあったので紹介しておこう。右の反知性主義は、本日付の産経新聞の書籍広告だ。3 ...
