カテゴリー ‘歴史認識’ のアーカイブ
徒然なるままに

日本を“破滅”に導いた国家「神道」

日本の長い歴史の中で壊滅的破滅に陥ったのはいうまでもなく1945年である。それまで精神的支柱として国家レベルで推進されたのが「国家神道」であった。他の宗教は否定され、多くのキリスト者や共産主義者は獄に捕らわれた。戦前の創価学会の前身組織も ...

右傾化つづきのニッポン

最近はインターネットを使った番組が雨後の筍のようにたくさんあって、たまに時間があって覗いたりすることもある。先日右派系の番組を見ていると、ある登壇者がこの30年の日本社会の変化について語っていた。つまり、30年前は学校の卒業式などで君が代 ...

最近はやりのガラパゴス運動

いまから6年前の2014年に産経新聞社が本格的に開始した「歴史戦」は、実はかつての日本軍部の「思想戦」を真似たものだった。昨年5月に発売された山崎雅弘著『歴史戦と思想戦』(集英社新書)は、それらの事実をわかりやすく解説した好著だ。現代社会 ...

ドイツでは犯罪対象となる新聞社

ドイツと日本と根本的な違いの一つは、戦争責任に対する行動である。ドイツでは自国の加害責任であるユダヤ人の大量虐殺について、そのような出来事が「なかった」と否認する行為は犯罪として取り締まりの対象になるが、日本では同じような加害責任である南 ...

大日本帝国の亡霊たち

日本人はすばらしい、日本人は悪くない。こんな子どもじみた言説が日本社会に蔓延している。発信源は、戦前の大日本帝国を精神の拠り所にする者たちである。このコラムではそうした風潮の原因として、『月刊WiLL』なる歴史修正主義の雑誌の出現を指摘し ...

事実と真実

歴史の真実というのは一つである。沖縄における1945年の地上戦において、旧日本軍は住民を守らず、自分たちを守った。私の考えでは、事実と真実はまったく異なる。事実とは無数に存在するもので、その断片的事実の中には、住民を守った兵隊もいたし、守 ...