投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

空手の本土上陸

沖縄の伝統武芸であった唐手(空手)が日本本土に本格的に上陸するのは1922(大正11)年のことである。東京・お茶の水で文部省主催の第1回運動体育展覧会という催しが開催されることになり、そこで沖縄の空手についても出品する流れとなったため、沖 ...

今野敏作 『宗棍』

琉球新報で1月から新たな空手連載が始まっていることを知ったのは最近のことである。警察物をテーマに作家活動をする今野敏氏は自身も空手家として知られており、すでに新聞連載は本部朝基、喜屋武朝徳、松茂良興作につづいて4作目となる。主人公は松村宗 ...

門田ノンフィクションの虚構 7

門田隆将が裁判所公認の「盗用作家」である事実はもはや世間ではあまり取り上げられないようだ。現役の作家でこのような恥ずべき認定を司法から受けた作家は少ない。同人が日本航空機墜落事故の遺族から聞き取った話をまとめたノンフィクションで遺族とトラ ...

月刊『Hanada』のやりたい放題に楔を打ち込む裁判

昨日は久しぶりに半日を裁判所の中で過ごした。記者にとって「図書館」「法務局」「裁判所」は取材調査の3種の神器のようなものだろうが、昨日はある裁判の尋問期日にあたっていて、所用を終えて駆け付けたのが昼過ぎという具合だった。裁判の内容は、朝日 ...

門田ノンフィクションの虚構 6

『疫病2020』というノンフィクションで、「ウイルス禍ノンフィクションの決定版」「この怪物がすべてを暴いた」という宣伝文句は過剰極まりない。ノンフィクション作品の実績をもつわけでもない出版社(産経)が、売り上げのみを狙ってひねり出 ...

集団免疫はすでにできているとの説

「新型コロナ 第二波はこない」という記事を最新号でメインにした月刊誌は当欄でもさんざんこきおろしている歴史修正主義の雑誌と目されてきた月刊『WiLL』だ。多くの人々がこの雑誌もここまで落ちたかいう感じで受け止めたが、読んでみると、まんざら ...