投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

竹中労逝いて30年

本日は元祖ルポライター竹中労の死去から30年。それほど深い付き合いをしたわけではなかったが自分にとって最初に影響を受けた人なので印象深く記憶に残る。当時、竹中サンは牧口常三郎に関する連載『庶民列伝』を月刊潮で行っているころで、ある先輩に誘 ...

すべては優先順位に

政治の世界では「優先順位」の失敗はそのまま死活問題に転化する。コロナ無策が要因となって政権を二度までも投げ出した安倍前政権の後を継いだ菅政権が、第1の優先課題とすべきだったものは当然ながらコロナ対策であった。この問題に万全の手当てをし、国 ...

和文和訳の名人

ノンフィクションの王道は評伝とされる。ほかにも事件物や歴史物、さまざまな人間の営みが対象となる。それらは先人が調べたものなどの蓄積の上に、自分の手足を使って、改めて構築されるものといってよい。先人にはアカデミズムやジャーナリズムが含まれる ...

共産党を持て余す野党連合と2つの立場

1993年、自民党による一党支配政権が瓦解したとき、多党による連立政権が樹立された。そのころよく「非自民非共産の政権」というフレーズが使われた。「非自民」であるだけでなく、「非共産」の野党連合政権が当時の政権だったからだ。このころはまだ共 ...

本当の勝負は来年の参院選

ある地方紙で「一大決戦は来夏参院選」の見出しが目についた。ことしの総選挙がどのような結果になるにせよ、来年夏の参院選こそが与野党の本格決戦になるという見立てである。仮に万が一、野党が政権を握ったと仮定したとしても、参院では自公が過半数を占 ...

人の弱みにつけこんで自己増殖を図る政党

日本共産党が都議選向けに東京五輪の中止を選挙公約に掲げた行動に驚いている。病院関係者などを中心に世論の多くが中止に傾いていることは事実だが、この判断には世界を俯瞰した先行きを見通す洞察力と、プラスとマイナスを比較考量する高度な政治判断を要 ...