漆原良夫氏のメッセージ

本日付毎日新聞(東京本社版)に漆原良夫元公明党国対委員長のインタビューが掲載された。後輩議員に対するメッセージも含まれる。その部分を以下に引用したい。

「公明も、昨秋の衆院選で、自民が派閥裏金事件に関係したとして非公認にしたり、比例代表との重複立候補を認めなかったりした候補者に推薦を出して、国民の強い非難を浴びました。さらに、衆参両院で、圧倒的多数を誇った自民に対する『遠慮』や『そんたく』に加え、長い間、与党の座にいる『慣れ』により、平和や大衆福祉など、立党精神の旗印の『輝き』を失ってしまったのではないでしょうか。単なる『補完勢力』にならず、独自性を発揮するためにも『党の旗を掲げよ!』と言いたい。遠慮やそんたくによる、安易な妥協は禁物です」

国政公明党は国の進路を含む政策全般について自民党の“脇役”として振る舞う癖がついているせいか、自分事として国の未来全体を考える責任感が伴っておらず、中途半端な状態に映る。党草創期に比べ、“学校秀才”の議員が増えたことで能力面がアップしたかもしれないが、反面、肝心の立党精神は薄れた。どこまでも民衆のため、あるいは社会的弱者のためにブレずに政策実現をつづける。その“言行一致”した行動の積み重ねにしか、大衆の信頼を得られる道はないことを忘れてはならない。できない言い訳などだれにでもできる。政治は結果だ。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。