プーチン容疑者の高笑いが聞こえる

ロシアのウクライナ侵攻から2年。当初は短期決着の目論見が外れて険しい表情をつづけていたプーチン容疑者(国際刑事裁判所より国際指名手配中)が、最近では余裕しゃくしゃくの表情に変わって久しい。本日付日経ではロシアが戦車の増産体制に入っており、この夏に「1000両投入」が予測されると報じている。ウクライナの広大な大地での地上戦主体の戦争ではその影響は大きい。一方、日本の技術が中国などを迂回してロシアに使われており、さまざまな制裁も功を奏していない状況もあるようだ。本日付朝日社説は「プーチン氏が戦争に踏み切った理由を忘れてはいけない。プーチン氏は『自立したウクライナ国家』の存在を認めていない。ロシアの一体化を一貫して要求している以上、仮に戦闘停止が実現しても、遠からず目標達成を狙うだろう。再侵攻を封じる手立てが不可欠だ」と書いている。中東紛争の勃発、北朝鮮やイランとの軍事連携 、米国議会の混乱、各国の援助疲れなど、プーチン容疑者にとって有利な状況が多くうまれている。現在が絶頂期といえるのかもしれない。だが彼はロクな死に方はできない人物と私は見ている。古今東西、理不尽な繁栄が長続きしたことはない。

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