2020年7月の月別アーカイブ
徒然なるままに

門田ノンフィクションの虚構 3

この連載を始めてまだ3回目にすぎないが、このシリーズはとめどもなく続けられそうな気がする。言い出したら止まらないという材料に事欠かないからだ。とりあえず昨日のつづきとなるが、確かに門田よりも前に「島田知事らによって20万人の沖縄の住民を救 ...

門田ノンフィクションの虚構 2

門田隆将のノンフィクションには重要なところで事実を正確に反映していないところが随所にみられる。例えば今回取り上げるのは2年前に発刊された『敗れても敗れても 東大野球部「100年」の奮戦』(中央公論新社)だが、その第1章で沖縄県の戦中最後の ...

門田ノンフィクションの虚構 1

門田隆将こと門脇護が週刊新潮記者時代に、とんでもない行為を繰り返した記者であることは知っている人は知っている。2008年春にこの人物が同編集部に居られなくなって退職したあと、すでに12年の月日がすぎた。この間、同人は多くのノンフィクション ...

私と日本共産党の20年戦争

私が社会新報から独立したのは1997年1月。その年の東京都議会選挙をある媒体で取材したとき、初めて日本共産党に関する取材を始めた。日刊紙赤旗の購読を開始したのもこのときで、それは同党の政治姿勢に共鳴したからではなく、仕事上の必要にかられて ...

記者としての眼力

何が真実かを見抜く目というものは、記者としての経験も当然ながら必要だが、なによりも「眼力」を左右する重要なファクターは記者の内面に宿っているという事実だろう。例えば誤報を導きやすいものの一つが、記者としての「功名心」にある。つまり、性格的 ...

私の反省

あの柳原が自分で反省だなんて?と思う人がいるかもしれない。しかし私は今反省の真っ最中だ。その内容は、ツメが甘すぎたという一点に尽きる。 このサイトを旧バージョンで開設したのは2004年3月16日のこと。日本共産党に民事訴訟を起こされ ...