カテゴリー ‘メディア’ のアーカイブ
徒然なるままに

社会新報勤務から30年

個人史の類いだが、社会新報に勤務して30年の日となる。30年前は1993年11月15日。初日、編集部員の案内で国会議事堂内を歩いたことが記憶に残る。政治部の記者たちに紹介され、いろいろと説明を受けた。幼少期、この政党機関紙(週2回刊)を近 ...

日本の裏トランプ現象

アメリカの政治の2分化現象は日本でもしばしば報道される。共和党支持者にはトランプが主張した「選挙不正」デマをいまも真実と信じている人が多いといった内容だが、同じ現象は形を変えて実は日本でも起きていることはあまり語られることがない。3年前の ...

山口敬之VS新潮社、一審判決は12月へ

SNS上ではやや沈静化している感じを受けるが、木原誠二官房副長官の妻をめぐる疑惑は、もともと木原氏本人の犯罪疑惑ではない。木原氏に関わる争点はただ一つ、捜査に影響を及ぼしたかどうかという点にあるが、安倍政権下では安倍首相と懇意のジャーナリ ...

東村山の構図18 歴史修正主義との同一性

東村山デマ事件を見ていると、世にいう「歴史修正主義」とその根本は同一である。一般に歴史修正主義の「修正」とは漠然とした言葉で、実際は「歴史捏造主義」といったほうが正確だろう。事実的根拠を伴う特定の歴史的事実に対して、部分的な証拠のみを用い ...

「陰謀論」を信じる乙骨正生のレベル

取材者にもいろいろなレベルの人物がいる。調査が得意な者、インタビューの話術にすぐれた者、文章力に卓越した者。もっとも重要な核は、「事実」(=ファクト)を捕まえる能力といってよい。一つの物事は、逆の立場から見ると、別のもののように見えること ...

戦後史に残る日本の2大デマ事件

日本は死刑制度を残す後進的な国として知られる。その一方、メディア界の中でそうした制裁制度は有効に機能していない。大きな誤報や虚報をふりまきながら、その結果社会を大きくかく乱したとしても、この国にその報いを裁くための制度は存在しない。たとえ ...