カテゴリー ‘社会’ のアーカイブ
徒然なるままに

味覚の不幸

味覚障害が生じる新型コロナウイルスの後遺症に悩む人をリアルでは知らないが、実際自分がそのようになったらどうだろうか。食事で味覚がなくなるということは、まるで「モノ」を食べているような感覚かもしれない。いま蔓延しているオミクロン株ではこの後 ...

「第6波は大きな流行にはならない」

沖縄と東京で第6波と思われる感染者が急増している中、本日付の毎日新聞は専門家へのインタビューとともに「『第6波』大きな流行にはならぬ」の見出しを立てた。それによると、日本での感染増加は欧米に比べるとはるかに少なく、これまでのコロナ対策は「 ...

現代の時代相

人間の顔をみて相がよいといわれればそれは褒め言葉だ。人の顔に相、つまり表情の変化があるのに対し、時代にもそのときの表情、顔がある。あるいは傾向といってもよいだろう。2021年現在の日本の時代相を端的に表現すると、私はキーワードとして「憎悪 ...

恩師の想い出

今から30年ほど前の話になるが、文章の恩師との最初の出会いは私が取材で自宅を訪問したことがきっかけだった。そのときなぜか取材目的とは別の、戦前の教育制度と戦後との違いの話になり、恩師がとうとうと持論を述べたことがあった。当時はバブル崩壊後 ...

接種率は11月下旬で「頭打ち」の見込み

本日付の日経新聞によると、日本の新型コロナウイルス用のワクチン接種は「11月下旬にも8割前後で頭打ちになる見込み」という。日本では接種対象とならない12歳未満の人数を踏まえると、マックスの接種率は9割程度と見られている。その中で8割の接種 ...

「倒錯」した人間が受ける時代

戦前・戦中の神国思想を信奉するような人間が増えてきた。その象徴のひとつが2004年11月の右派論壇誌『WiLL』の創刊であり、2006年の第一次安倍内閣の誕生だった。安倍政権は第二次内閣と合わせ9年近くに及び、本人が「10年続けば保守地盤 ...