共産入り政権の可能性を行動で示した枝野代表

昨日の首相指名選挙で日本共産党が1998年以来22年ぶりに他党の党首に票を投じたことが複数の新聞で記事になっていた。しんぶん赤旗によれば、「衆参両院の首相指名選挙で1回目から他党の党首に投票するのは」という前提が正確なようだ。同党は98年には旧民主党の菅直人代表(当時)に投じている。この共産党の行動は立憲民主の枝野代表側から要請したものと報じられており、次の政権の予定構造を示している。立憲民主に合流しなかった残党組やれいわ新選組も今回枝野代表に投票しているので、「野党連合」はつまるところ、現在の立憲民主、国民民主の残留組、社民、れいわ新選組、日本共産党の「連合体」になるということだろう。やはり現状の自公政権が下野する際には、共産党入り野党政権が誕生する可能性が濃厚である。現立憲民主には、すでに旧民主党時代に政権を経験した議員も多くいて、その点はプラス材料といえようが、日本共産党にとっては立党以来100年近い党史の中で、初めての経験となる。

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