今国会の2つの人権立法

後半国会の一つの見所となるのが選択的夫婦別姓の導入問題であることはもはや明らかだ。結婚しても姓を変えることを強制しない人権上の問題でもあり、明治以来の悪弊を払拭できるかどうかの分岐点となる。さらにもう一つが刑事訴訟法(再審法)の改正問題だ。袴田巌さんを象徴とする冤罪死刑囚らが罪なく国家によって殺される可能性は現状では今後もなくならない。冤罪抑止を公平かつスピーディーに進めるための人権立法の最たる問題ともいえる。現在の国会がどれほど機能しているかを示す2つのメルクマールになると見ている。

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