小選挙区制25年

現在、読売新聞政治部が上記のタイトルの「語る」と題するインタビュー記事を掲載している。3回目の本日付は公明党の前代表である太田昭宏代議士だ。現在の衆院小選挙区制の選挙が始まって25年。太田前代表はこの間、政党の力が強くなり、風頼みの議員が増えたと指摘している。さらに自身の小選挙区候補者としての活動ぶりを具体的に示している。季節のたびごとに地元の現場をかけ歩く実態。新年会は300回、桜が咲けば人の集まるところ、夏は夏祭りや盆踊りの会場、冬は餅つき。前代表の言葉では「地域の代表と言われるようになるには10年はかかる」。そのため「政治家はとにかくマメが一番だ」と結論づけている。こうした地域の細かな冠婚葬祭などにかかりきりになっていると、政治の大きな構想も描きにくくなる面があるのだろう。選挙制度について「いずれは抜本改正の論議をする時が来る」と断言しているのは、一定の重みがある。

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