2025年3月の月別アーカイブ
徒然なるままに

公明党は適切な法的対応を

私の文章の師である大隈秀夫は戦後の西日本新聞記者として仕事をし、記者としての多くの教訓を得た。例えばAという企業のことを取材し調査したい場合、どこに取材に行くのが一番適切な情報を得られるかといえば、それは最大のライバル企業Bに行けといった ...

ジグザグに進む時代性

時代を振り返ると明らかに「潮流」というものが存在する。1990年代の昭和の戦争を「侵略戦争」と断じる新首相が登場したり、過去の慰安婦問題で反省の意を表明する官房長官が登場したりしたリベラルな雰囲気の時代から一転、96、7年以降はそれらを「 ...

世論は正しいとは言えない

民主主義の最大の欠陥は、多数派が常に正しいとは限らないことだ。日清・日露戦争や太平洋戦争に進む時代の日本で世論に流された大衆こそが戦争を遂行した張本人とはよく言われる。日本共産党も過去に多数派が日本国内で共産主義革命を起こそうとして人殺し ...

小さなカナリヤ

毎朝読む一般紙の順序は決まっている。前にも書いたことがあるが、毎日→東京→朝日→赤旗→産経→読売→日経の順だ。なぜかいつの間にかそのように定着してしまった。ざっくりと左から右にかけて読む感じだが、日経が最後なのは他の一般紙とは特色を異にす ...

安倍政治の「隠れた」最大の罪

安倍政治は21世紀初頭の日本政治において正負双方の遺産を残した。正の遺産は幾つかあるだろうが、隠れた最大の負の遺産は原発政策にあったと確信する。原発事故対応でお粗末さを露呈した民主党政権の後を受け、まだ世論が反原発志向を保っていた段階で、 ...

人道を旗じるしに

「21世紀は戦争の時代になった」と書いたのは本日付のある新聞コラムだ。いまや20世紀後半の冷戦終結雪解けムードは完全に消え去り、世界のあちこちで無法地帯がはびこる。日本は現在、2つの国際司法機関に代表者を出しているが、「人道外交」という理 ...