カテゴリー ‘国際’ のアーカイブ
徒然なるままに

未来志向の前提条件

日韓関係で個人的に印象深いのは、1998年日本が小渕首相の時代に、韓国の金大中大統領が来日し、日本の国会で演説を行ったことである。過去の不幸な関係を乗り越え、「未来志向」の二国間関係が形成される時代に入ったように思えた瞬間だった。当時は2 ...

中国とインドとの関係

本日付産経1面は米歴史学者ルトワック氏の「世界を解く」シリーズで「習主席はインドと戦火交える」を掲載した。それによると、中国は米国から即座に海上封鎖措置を受ける台湾攻撃ではなく、実際は海上封鎖を受ける心配のない「インドと戦火を交える決心を ...

民主主義を守る鉄則はウソを放置しないこと

本日付の読売新聞にアメリカで10年以上前から「民主主義の後退」を論じていたというラリー・ダイアモンドという政治学者のインタビューが掲載されていた。特に何か目新しいことが書いてあるという感じでもない内容なのだが、世界の民主主義の後退状況を俯 ...

「抑止力バカ」が生み出す国家破滅

第2次安倍政権になって防衛予算が増加の一途をたどってきたことは新聞でも報道される。背景には中国の敵対的海上行動や台湾有事の際の対応、北朝鮮のミサイルなどが理由として一般に認識されている。米ソ冷戦時代の仮想敵国はソ連だったので北海道に集中し ...

トランプ現象と百田尚樹現象の共通点

米国連邦議会議事堂襲撃事件から1年がすぎ、各紙ともアメリカの状況を取り上げている。子細に読み比べてみても、米国で一定層の人々がいまだに「選挙不正」があったと信じており、さらに襲撃事件についても「民主主義を実現するために行った」と信じている ...

米中紛争時の「日本参戦」を煽る元首相

2015年9月に安倍政権のもとで成立した「安保関連法」は公明支持者にも一定の影響を与えた。平和を希求する人びとが反対運動を起こし、分派活動が生まれたからだ。だがこの法律は実際は使えないもので、逆にタガをはめたのだという説明もなされた。とこ ...