投稿者 ‘orner’ のアーカイブ
徒然なるままに

保身の人びと

昭和の戦争の犠牲者が310万人である事実はしばしば指摘される。思想的には「国家神道」を強要され、死ねば靖国神社で会えるなどといった空想話で国民を動かした時代である。戦後一定期間は、国民に戦争の直接的記憶が残っていたので、反動政治は多数派に ...

独裁政党の手を借りてゲームする衆院選

90年代以降、非自民勢力による政権交代なるものは2度起きた。1993年と2009年でキーマンとなったのはいずれも小沢一郎という人物だった。問題はこれらの政権交代がどちらも長続きしなかったという事実だ。小沢一郎は政権交代の「劇」には夢中にな ...

日本会議勢力による「保守本流」批判

宏池会はかつて自民党の保守本流といわれた。本流ではない傍流が自民党総裁の椅子をとってからは傍流が「我こそ本流」という態度をあからさまにしてきたのがこの10年近くの特徴だ。その典型が岸田内閣の発足に伴う宏池会攻撃として現れている。実際、宏池 ...

日本共産党「綱領隠し」のやましさ

「日本の前途は日本共産党の躍進にかかっている」(10月3日付) 「党の歴史で初めて新しい政権の実現に挑戦」(10月4日付) 「党の歴史上初の挑戦」(10月5日付) 「党の99年の歴史で政権協力の合意を得て総選挙を戦うのは ...

「極右」の危険性

本日付の産経新聞「正論」に、日本会議会長をつとめる人物が、岸田首相の政治姿勢を批判する論考を掲載していた。それによると、戦後の経済発展をとげたわが国の保守本流であった政治風潮について「時代錯誤」と論じ、日本を「丸裸」と決めつけ、「日本の運 ...

「政党の命」(志位和夫)を粗末にする詐欺体質の共産党

政党にとって綱領とは、政党の命に等しいものだ。だがその綱領を「あれは正式な綱領ではなかった」などと過去の自らの綱領を否定する政党が日本に一つだけ存在する。いうまでもなく、日本共産党だ。 同党は1951年、ソ連や中国に押される形で暴力 ...