本日から3日攻防に入る。最後の局面だ。日本は選挙という仕組みがあり、当選を目指して各陣営の熾烈な争いがある。それでも「選挙」というシステムが機能しない国もある。そんな独裁国家に比べれば、ずっとマシなのだろう。この局面で、自民党内から非推薦議員への2000万円の便宜供与の事実が明らかになった。これは致命的な失態だ。報じたのは「しんぶん赤旗」だが、個人的には選挙に有利になるように最適の時期を選んで出したかどうかに関心がある。いずれにせよ、自民党にはプラス要素が存在しない。あとは投票率が上がるかそれほどでもないかで結果が左右されると見る識者が多い。石破首相は今回の衆院解散を〝日本創生解散〟と銘打っていたが、歴史的には〝安倍政治終焉解散〟と位置づけられると確信している。はからずも石破首相はその「役割」をよきにつけ悪しきにつけ見事に果たすだろうということだ。自民党惨敗後に仮に高市総裁に代わったとしても、もはや自民党の浮揚はかなわない。