大量虐殺を容認する門田と飯山

門田隆将や飯山陽などは物事を明瞭に2分化し、単純化することで大衆操作の錬金術とする現代の錬金士だ。ハマスの最初の攻撃の残虐さやその規模から「テロは容認されない」ものとして、イスラエルの反撃を正当化する主張をこれまでふりまいてきた。一方で日本のマスコミはどちらにも国際法違反の部分があるとして報道することについて門田は「どっちもどっち」論としてそれらの報道を批判対象とし、イスラエルの反撃でガザの「住宅のほぼ半数が損壊した」事実や、一つの紛争における国連関係者の死者数が「過去最多」の89人に達していることなど、都合の悪い情報はあえて目に入らないようだ。複雑な問題を強引に善悪に立て分け、一方を善、一方を悪とするのは彼らの常套手段だが、今回はその行動が際立っている。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。