日本の社会規範を崩壊させた男

4月3日に安倍晋三元首相が山口県で「基地に限定する必要はない、相手の中枢を攻撃することも含むべきだ」と講演したトンデモ発言がネットでも話題になっている。「こんな人間が現職総理でなくてよかった」「日本の政界から退場させるべきだ」など。

かつて1990年代の日本では、南京虐殺がなかったなどと閣僚が不規則発言しただけですぐに更迭された。それだけの社会規範が存在した証しである。だがいまは元首相がこんなトンデモ発言をしても、問題とすらならない。昔の感覚なら、即刻、議員辞職に追い込まれる発言であることは明らかだ。

こうした社会規範を崩壊させた根本原因も、安倍元首相にある。ウソを国会で垂れ流し続け、部下が公文書を偽造しても問題とせず、過去の日本の負の歴史をごまかしつづけてきた。日本社会は、ほんとうに酷くなった。

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