和式「ジャーナリスト」のお粗末

今日の毎日新聞はどでかいスクープだ。昨年の米国大統領選でも話題になったが、陰謀論をふりまいたサイト「Qアノン」の管理者(米国人男性)が実は日本の札幌にいて、その人物に昨年12月、毎日新聞が直接取材しようとしたところ、目があった瞬間に相手が遁走したという。その前の11月にはいったんは札幌市内のホテルで取材することを約束していたというが、その取材も直前にキャンセルされた経緯があったという。この男性、ことしアメリカで行われる中間選挙にアリゾナ州から立候補する予定といい、こんごの動向が注目される。

陰謀論の発信源は、匿名性を優位に使って影響力を増す。日本でもこの「Qアノン」発信のデマを真に受けたインフルエンサーと呼ばれる人間が多くいた。百田尚樹・有本香・門田隆将(門脇護)などはその典型である。彼らはそれらの事実を今も「総括」すらしていない存在として有名だ。ウソを広範囲に垂れ流しても、責任を負わないという態度が鮮明な3人といえる。このうち、百田氏を除く2人は「ジャーナリスト」を称する。日本の「ジャーナリスト」のレベルがいかにお粗末かを知るには、この2人の行動来歴を調べるのが手っ取り早い。

https://mainichi.jp/articles/20220110/k00/00m/030/146000c

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