「盗用作家」の疑惑を避ける戦法

ノンフィクション作家として多くの盗用(他者の作品から記述を勝手に盗み取ること)を指摘され、拙著『疑惑の作家 門田隆将と門脇護』でも指摘された門脇護は、指摘された疑惑について何ら反論ができない状態がすでに3カ月も続いている。私はこの本の中で多くの指摘される疑惑の中から一つの書を選んで具体的に対照表を掲載し、指摘した。その本はPHP研究所が主催する山本七平賞を受賞した作品だ。『疑惑の作家』の発刊を前に、私は同人に著作物を勝手に使っている事実について著作権者にきちんと「許可」を取っているかどうかを書面で確認したが、本人はその内容にはまったく回答しない内容の書面を弁護士名で返送してきた。さらに本書が発刊後も、自らの疑惑について「知らぬ」「存ぜぬ」を決め込んだままだ。日本人にも多くの人々が存在するが、これほど「卑怯者の日本人」も珍しい。都合の悪い自らの疑惑には口をつぐみ、言いたい放題の態度で尊大に振る舞う姿は、良識ある日本人らからすると、見事なまでの「反面教師」の姿に映る。

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