革命政党に“追随”する立憲民主

本日付の東京新聞によると、立憲民主党東京都連が昨日、東京都議選の公約を発表し、東京オリンピックの延期か中止を公約に掲げたという。すでに日本共産党が先にこの公約を掲げていたので、立憲は遅まきながら共産党に仲良く“追随”した形となる。すでに豪州から五輪選手が来日し、本番への準備を始めたと報じられ、多くの日本人アスリートも檜舞台をめざして努力している。公明党の高木東京都本部代表によれば、都議会選挙の告示日までには五輪遂行の可否は明確になり、その後変更されることはないだろうという。その意味では、立憲は世論迎合かつ共産に寄り添う姿勢を鮮明にしたわけで、現実政党としての方針をかなぐり捨てた姿にも見える。

話は変わるが、右翼の世界には、反米右翼と親米右翼があるとされる。同じように左翼の世界にも、反共左翼と容共左翼が存在する。この1世紀かけた「社会主義の実験」で、共産主義の理想が空論であり、かなり醜悪な政治形態であることはすでに歴史に明らかだ。この段階にくれば、もっと反共左翼が増えてもよさそうなものだが、日本ではそうでもない。先の戦争加害を日本人は忘れやすいとの批判があるが、一方で同じことは共産主義に対する態度にも通底しているように思える。それは現実を見ようとしない態度といえる。

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