2021年10月の月別アーカイブ
徒然なるままに

「主流派」を後付けで「分派」と否定する志位和夫

共産主義政党の日本共産党には伝統的な「鉄の規律」がある。下級は上級に従わなければならない、少数は多数に従わなければならないという大原則のことである。共産党特有のこの原則は、俗に「民主集中制」ともいわれている。つまり中央委員会の決定には、都 ...

日本共産党の党史改ざんと安倍政権の公文書改ざんはどちらの罪が重いか

日本共産党の小池晃書記局長の演説を聞いていても確かにこの党の暴力主義体質はイメージしにくいとは思う。だが同党の99年の歴史を検証してみると、その本質的な部分で「党史改ざん」している事実には驚かされる。古今東西、暴力を用いないで共産主義革命 ...

保身の人びと

昭和の戦争の犠牲者が310万人である事実はしばしば指摘される。思想的には「国家神道」を強要され、死ねば靖国神社で会えるなどといった空想話で国民を動かした時代である。戦後一定期間は、国民に戦争の直接的記憶が残っていたので、反動政治は多数派に ...

独裁政党の手を借りてゲームする衆院選

90年代以降、非自民勢力による政権交代なるものは2度起きた。1993年と2009年でキーマンとなったのはいずれも小沢一郎という人物だった。問題はこれらの政権交代がどちらも長続きしなかったという事実だ。小沢一郎は政権交代の「劇」には夢中にな ...

日本会議勢力による「保守本流」批判

宏池会はかつて自民党の保守本流といわれた。本流ではない傍流が自民党総裁の椅子をとってからは傍流が「我こそ本流」という態度をあからさまにしてきたのがこの10年近くの特徴だ。その典型が岸田内閣の発足に伴う宏池会攻撃として現れている。実際、宏池 ...

日本共産党「綱領隠し」のやましさ

「日本の前途は日本共産党の躍進にかかっている」(10月3日付) 「党の歴史で初めて新しい政権の実現に挑戦」(10月4日付) 「党の歴史上初の挑戦」(10月5日付) 「党の99年の歴史で政権協力の合意を得て総選挙を戦うのは ...