かつての「テロリスト集団」は免責されたのか

今日付の「しんぶん赤旗」の選挙のページに、参院選挙区の3現職候補の演説が紹介されている。東京都候補は「党をつくって96年ずっと市民によりそい、市民とともに政治をがんばってきた日本共産党」と述べ、大阪の候補は「反戦平和貫く党の躍進を」と訴えている。この議員の入党は2002年、26歳のときだったというが、どうりで60年以上前の同党の真実など、リアルにわかるはずもない。この議員は、イラク戦争のときに「テロリストには警察力で対応するべきであり、戦争は断固反対の立場を最初から鮮明にしていたのが日本共産党でした」などと入党の動機を語っているが、60数年前、「テロリストに警察力で対応」どころか、全党あげて「テロリスト集団」となっていた驚くべき事実には目をつぶったままだ。 さらに戦争に「断固反対」どころか、朝鮮戦争の折にはソ連、中国、北朝鮮を後方支援するため、日本国内で多くの騒擾事件を巻き起こした「戦争加担」の党だった。日本共産党はこうしたデマのプロパガンダを全党あげて延々と繰り返し、日本の有権者を目くらましにしてきたのが同党ならではの選挙戦術にほかならない。

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