本日付日経掲載のフィナンシャルタイムズ記事でイスラエルがイランを攻撃した6つの理由を記した文章が掲載されていた。第1にハマスとの戦闘で「イスラエルが先鋭化した」などの理由につづき、それぞれの分析が列記されている。私が着目したのは5つめの理由として書かれているイスラエルによるガザへの非人道行為に対する国際圧力からの「注意をそらす」ためとの理由である。どこまでも自己本位の理由で、かつての大日本帝国ばりの“奇襲攻撃”を他国(イラン)に仕掛けた行動は、何ら正当化できるものではない。冒頭の記事では、「イスラエルはイランへの攻撃を20年かけて準備してきた」との文章が最初に置かれるが、こうした行為についてG7が容認するようなかのような決議を出したことはやはり世界には通用しないだろう。日本はやはり人道的見地からの公平な独自の立場(当たり前の立場)をもつべきだと強く思う。