畜生道から人道の地球へ

世界情勢が80年以上前に戻ったかのような感がある。自衛を名目にした先制攻撃にG7がお墨付きを与えたことにより、今後はこのような行為が野放しになりかねない。世界はますます弱肉強食の様相を深め、収拾がつかなくなる可能性がある。こんなとき、きちんと正論を述べる国があるとすれば、後世の歴史においては必ず評価されることにつながる。目先の保身より、大局観・人間観・歴史観を優先させれば、おのずと方向性は明らかだ。「畜生道」という言葉を使ったのは桐生悠々という名で残る戦前日本の言論人だが、当時と人間の内面が何も変わっていないことを改めて痛感させられる。「畜生」から「人間」まで幅広い心的側面をもつホモ・サピエンス(現生人類)にとって、この6~7月が大きな歴史上の転換点となることは間違いない。

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