門田隆将の劣化が著しい

門田隆将こと門脇護が尊崇する安倍晋三元首相を事実を度外視しても庇いたいと思ったのか、「安倍さんは統一教会の天敵だった」などと100%正反対のことを言い出したのは7月26日のことだった。場所はDHCが運営する「虎ノ門ニュース」という名のインターネット番組で、創業者が在日コリアンを平然と揶揄蔑視する民族差別会社としても有名だ。この日、百田尚樹(作家)のレギュラー番組にゲスト出演した門田は、統一教会への批判の矛先を創価学会に振り向けようと躍起になった。その過程で上記のような事実関係を正反対に捻じ曲げた主張が飛び出したから、ネット界隈も大騒ぎし始めた。なぜなら安倍元首相は自民党内にあって統一教会票を自分で「差配」したといわれていた人物であり、統一教会との関係は祖父の代から3代にわたり続いていたからだ。安倍元首相と統一教会との親密な関係が次々に明らかになるにつれ、門田はさすがに「天敵」とは言えなくなった。都合が悪くなると、経緯を説明することなく口をつぐんで遁走を図るのは同人のいつもの手口である。上記の虎ノ門ニュースでは、創価学会が公明党候補者となる場合は「本尊候補」と呼ばれる旨、したり顔で語っていたが、完全なデマだった。さらに昨日は自らのツイッターで、統一教会と創価学会をことさら同一視したいのか、創価学会にも極端な献金システムがあるとばかりに「100万円以上の財務をした人は“ダイヤモンド会員”と呼ばれ家庭崩壊も多い」などと訳知り顔で発信した。私も40年近くこの信仰に関わるが、「ダイヤモンド会員」という名称を耳にした記憶がない。まして、創価学会の財務で「家庭崩壊」した例を知らない。門田隆将こと門脇護は、そうした家庭崩壊の例が「多い」というからには、複数件の事案を自ら直接取材しているのだろうか。自分の足で取材せず、人からもらった情報をそのまま垂れ流す記者としての特徴的な姿勢。そこに裏付け取材など介在しない。「週刊新潮」の在社時代から同様の行為を繰り返してきた門田隆将こと門脇護は、殺人事件や強姦事件をでっち上げ、無実の人物を攻撃してきた「実績」をもつ。なぜこんな人間が許されるのか。

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